33°46′48″(in大江)/House5O

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敷地面積:162.73u(約49坪)

 

申請延床面積:101.01u(約31坪)

 

施工延床面積:121.62u(約37坪)

 

主要構造:木造2階建て

 

竣工時期:H25年6月

 

 

受賞歴:くまもとアートポリス推進賞

 

33°46′48″配置キープラン

 

 

 

 

 

プランの骨格

 

 

建設地は、市街地の密集住宅地に位置し建て替えの物件となります。

 

既存の家があることより、環境の正確な把握ができ、日当たり、風の通り、視線の抜けなどの細かいデーターをとることができました。

 

そこから導き出した家は、太陽高度を意識したパッシブな住まい空間となっています。

 

33°46′48″は、この土地の冬至南中高度です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


YM-House OPEN house

△  ファサード

季節の太陽の動きによる陽射しの調整した形状です。

 

 

 

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△  ファサード(夜

アプローチ空間は、サブの駐車場にもなります。

その先の囲まれた塀、及び門扉は小さいお子様の安全を確保しながら内外で動き回れるよう配置されています。

 

 

 

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△  北側外観

北側のコートに陽射しが差し込むような屋根の形状になっています。

 

 

 

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△  1F玄関からLDKへ

玄関からリビングダイニングを望む。上にウッドブリッジが架かっています。

 

 

 

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△  1FLDK北側方向

リビングダイニングのウッドブリッジしたから吹抜けを望む

 

 

 

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△  1FLDK南側方向

南側向きのリビングダイニング空間は、上部にウッドブリッジが架かり床の延長にウッドデッキがつながっています。

 

 

 

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△  1Fキッチンからブリッジ、階段を望む

 

 

 

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△  1Fブリッジ下から南側方向を望む

 

 

 

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△  1FLDK北側方向

リビングダイニングから北側向きを望む。畳の間の先に北側コートがあり、太陽の光が差し込みます。

 

 

 

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△  1F畳の間から東側を望む

和室から直接、洗面所に行けるなど、どこにいても行き止まりのない回遊できるプランニングとなっています。

 

 

 

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△  洗面脱衣室からキッチンを望む

ランドリースペースからキッチン、パントリー、家事室と連なる家事動線です。

 

 

 

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△  1F書斎からキッチン、洗面脱衣室、浴室

パントリーからキッチン、ランドリースペース、浴室と家事動線がつながっています。

 

 

 

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△  1Fブリッジ下から北側方向

 

 

 

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△  1Fブリッジ下

 

 

 

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△  1F玄関から納戸

玄関よりシューズクローゼット、納戸と連なる収納スペースです。またリビングダイニング、和室に面しており回遊できる通路でもある。

 

 

 

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△  1Fストリップ階段

階段も小国杉から大工さんの刻みにより現場制作したストリップ階段です。

 

 

 

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△  階段より見下ろし

 

 

 

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△  2Fブリッジ

ウッドブリッジの先は、子供部屋スペースとなります。南側の大開口から家全体に差し込み光ようなワンルーム空間の中に各スペースを配置しています。

 

 

 

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△  2Fブリッジより書斎を望む

ウッドブリッジから書斎を望む。

 

 

 

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△  2Fブリッジより書斎を望む

 

 

 

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△  2F大開口

大開口から入る光は家全体を照らします。開口からは、夏の陽射しを遮り、冬の陽射しを室内の奥まで差し込ませます。

 

 

 

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△  2Fブリッジより見下ろす

 

 

 

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△  2Fブリッジより北側方向

階の子供部屋は、1階のリビングダイニング、キッチン、和室といつも意識しあえる空間構成となっています。

 

 

 

電話タップ画像△  模型

 

 

 

電話タップ画像

△  模型

 

 

 

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家づくりのきっかけ・施主の要望

 

お施主様は、古家付き土地を購入され住まわれた家を建て替え希望からスタートしました。

 

 

 

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この事例の見どころや工夫したところ

 

お施主さまの最初のヒヤリングは、「冬、すごく寒い」との話で最も時間を費やしました。

 

もちろん一番の要望は、「あったかい家」にしてほしいです。

 

ただ日本の四季から「あったかい家」は自ずと「涼しい家」も付いてきます。

 

昨今、二酸化炭素の排出削減のための冷暖房負荷の軽減となる高断熱高気密の主導(良い悪いは別として)は、内外の境界となる膜の性能向上にあり、その熱源は化石エネルギーが主流です。

 

そこで今回の家は、どこまで自然エネルギー(太陽、風)を膜の内外に取り込めるのか、回帰的考えではあるが、素直に冬は「お日様の日差しが降り注ぐあったかい家」夏は「日差しを避け風が通り抜ける涼しい家」を計画しました。

 

そこで季節の太陽の動きを考慮し、窓、庇、壁の要素をこの土地の条件に合わせて形状となっております。

 

その形状は機能から生まれた外観です。

 

 

 

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事例の進み方

 

初回ヒアリングでのお施主様の要望を伺いました。

 

建て替えということで、現況の細かいデータの入手しファーストプランに取り掛かりました。

 

プランのプレゼンの後、何回かのプラン調整と設計料の内容にご納得いただき設計監理請負契約を交わしました。

 

そこから具体的な細かい打ち合わせを重ね、設計図を完成させました。その後施工会社8社から相見積もりをとり、最終施工業者を決定しました。

 

着工から5か月後完成引渡しとなりました。

 

 

 

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印象に残っていること

 

今回コストダウンのため多くの小国杉材を使用しました。

 

杉は柔いのですぐ傷つきやすい節が多いなど敬遠される方も多いと思いますが、そのこと故にメリットも多いです。

 

季節問わずに素足が気持ちいいし、調湿性に優れ、梅雨、夏のジメジメや冬の加湿よる結露などを改善してくれる効果てきめんの材ということを、改めて体験することができました。

 

 

 

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