
【家つくりのもう一つの選択肢】
オープンシステム補償制度による
CM分離発注方式
オープンシステム補償制度(CM分離発注)の概要
理想の家の満足度合いを上げるため、設計段階から金額調整、施工、竣工まで各専門業者、設計事務所とともに建て主自身が積極的に参加することのできる家造り方法の選択肢の一つとなります。
オープンシステム施工方法の基本は、建て主が各専門業者に施工依頼し造り上げていく分離発注方式です。
しかしながら専門知識のない建て主が行う場合にはハードルが高いものとなります。
そこで専門家であるオープンシステム会員の設計事務所が補佐する方式となります。
さらに工事中の問題や事故など着工から完成、アフターまで何が起こるかわかりません。
そんなリスクに対処する為、補償制度が設けられています。
またコスト面では、各専門業者から直接依頼の金額や建材、什器等など特価で仕入など、建て主にも見える適正価格をオープンなかたちでコストパフォーマンスできるシステムです。
このようなトータルにサポートしながら分離発注を実現する方式をオープンシステムとなります。
オープンシステムで得る4つのポイント
人
人とは、各専門業者、職人さんです。
家造づくりは、多くの専門業種の職人たちによって造り上げます。
職人たちは工事現場の主役です。
家づくりには、技術の確かさはもちろんですが、それ以上に人と人との信頼関係を築くことがより重要になります。
家づくりは、今でも人の手つくる以上、出来栄えにも人の心が反映します。
オープンシステムは、依頼者が専門業者さんとの距離を縮め、お互いを知ることができ、家づくりで大切な共通認識が高められ、依頼者、設計事務所、専門業者の三位一体のチームでつくり上げていきます。
point
もの
「もの」とはもちろん我が家のことです。
我が家は、図面通りなのか?
我が家は、どのように造られているか?
我が家は、どのような構造になっているのか?
我が家は、どのような材料で造られているのか?
など一括請負では、施工状況の報告を受けるだけで、実際の現場にて具体的に知ることは少ないかと思います。
それから、分離発注では、自分の目で見、自分の手で触れ、自分の体で感じることが可能になります。
そこから得た体験は、我が家のことを深く知ることなり、工事が進むにつれ、我が家に対する愛着度がどんどん大きくなります。
そして、その先には、完成後、我が家に対する安心感、安全性への信頼度が増すことになります。
なぜなら、見える表の仕上がりだけでなく、見えなくなった裏の構造を深く知っているからです。
point
金
我が家にかかる金額を深く知るため、各専門業者から出された使うものの金額(建材や製品・機器などの価格)と、造ってもらうための金額(施工費及び経費)を精査することで深く知ることになります。
そこから我が家をクライアントそれぞれに合った性能へと調整して行くことで無駄の少ない適正価格へと近づけていくことができます。
point
各業種の金額が提示されるので、何にいくらお金がかかるのかが明確にわかりやすく、自分たちに合った性能に調整しやすい。
各業種とのダイレクトな性能や価格の相談がしやすい
我が家に支払うお金が、何に使われたのか明確に知ることができる。
補償
もし工事中、事故があったら?
もし引き渡し後瑕疵が出たら?
などの問題が発生した場合
一括発注請負ですと、元請けの工務店等の一つの窓口で対応してもらいます。
分離発注請負の場合は各専門業者に対応してもらうのですが、取り合いの多い建物の瑕疵に責を認めさせ対応してもらうのは非常に難しく、分離発注の補償問題は大きなリスクの壁となります。
そこでこのリスクをできる限り解消するため、CM分離発注方式に対応した補償が受けられるオープンシステム補償制度のもとで建物を完成させていきます。
補償範囲の大枠は、3つから成り立っています。
①工事中の事故の場合
②完成後の瑕疵の場合
③オープンシステム会員の設計事務所が不慮の事故で業務が続行できない場合などを補償しています。
万が一というリスク補償は、建主だけでなく各専門業者、設計事務所においても建築工事するうえでの不安解消となります。
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